「長所」と「短所」の正しい見つけ方、教えます。
皆さん、自分の「長所」や「短所」を言えますか?
大体の人が「そりゃまぁ、それくらい言えますよ。」と答えると思います。
特に社会人の方でしたら、就活の時に「自分の長所は◯◯です。」とか「◯◯な性格なのでこんなことが得意です。」などと自己PRをした経験があると思います。
ですが、このような自己分析は実はあんまりアテにならないのです。
なぜならば、「自分のことは自分ではよくわからない」からです。
「そんなことはないだろう。やっぱり、自分のことは自分が一番よく知っているよ。」
いいえ、「自分のことは自分が一番よく知っている。」なんて嘘ですよ。
それは人間の体の構造を見てもわかります。
皆さん、知ってました?人間って自分では自分の顔を見られないんです。
顔と言えば顔つき、表情、顔色…など、人間にとって非常に重要なパーツであるにも関わらず、自分ではそれを確認することができないんです。
「鏡があるじゃない。」と思われました?
そうです。鏡があれば見られます。そして、それは言い換えれば「何かを介さないと見えない箇所がある。」ということです。
あなたの性格にも「自分からは見えない箇所」があるのです。そして、それを見るためには「何か」を介さないといけません。
では、それは何でしょうか。
その答えは、先ほどの「鏡」の例えを考えればわかります。
自分の顔が見たければ鏡を使わないといけません。では、鏡がなかったらどうしますか?
そう、「人に見てもらう」ですよね。「ねぇ、私の顔何かついてる?」「私そんなに嫌そうな顔してた?」こんな風に聞いたことは誰でもあると思います。
性格も同じです。自分で見えない部分は他人を介して見ればよいのです。
「あなたってこういうとこあるよね。」といった他人の何気ない一言。それをしっかり受け止めるのです。
勿論、誰もが正確にあなたのことを理解してくれているわけではありませんから「そんな風に思われるなんて心外だ!」「他人に私の何がわかる!」と思うこともあるでしょう。
しかし、誤解であっても他人の目にあなたがそう映ったというのは紛れもないひとつの事実です。「そんな風に思われるのは心外だけれど、ではそんな風に誤解された原因は何か?」そう考えることで、自分では見えていない部分を知るきっかけにもなるのです。
このように自分の長所や短所を知るには、自分を見つめ直すだけでは不十分なのです。
家族、友人、会社の同僚…あなたの周りの人に自分がどう思われているのか。思い切って聞いてみてはいかがでしょうか。