個人事業主が「一度に2つの仕事を持てるわけ」、教えます。
前回の記事では「個人事業主が2つの仕事をするメリット」について書きましたが、この記事を読んで「さらなる疑問」が生まれてしまったという人もいるのではないでしょうか。
それは「2つの仕事をするメリットはわかったけど、現実に2つの事業を並行して行うなんて出来るのか?」という疑問です。
何故そう思うのか?
「だって、起業家なんてただでさえ忙しそうなのに、2つも事業を出来るのは人一倍エネルギッシュな特別な人だけなんじゃない?」
さて、「起業家は忙しそう」と思っている方は多いのですが、その根拠はなんでしょう?
あなたは「起業家が忙しい根拠」を説明できますか?ほとんどの方がイメージで言っているに過ぎないはずです。
なぜなら、実際の起業家はそんなに忙しくないからです。
確かに「事業を立ち上げる時」はすごく忙しいです、大変です。
しかし、一度事業をスタートさせてしまった後は実はそんなに忙しくないのです。
なのに世間一般では「立ち上げる時」の大変さばかりがクローズアップされて、起業=大変そう、という図式になってしまっています。
立ち上げた後はそんな忙しくない、と言われても、簡単には納得できないでしょう。
でも、皆さんも経験したことがないでしょうか。
決算の締め日や月末などですごく忙しい時期があって、その時期を越えてちょっと暇な時期になった。
「今日は会社行ってもそんなすることないんだけどな~…。」と思いつつも、だからといって遅出してよい訳もなくいつも通り定時に出社し定時に退社する。
普通、仕事というのは忙しい時期も暇な時期もあるものです。
一般的に仕事は「一日8時間」なので、多くの人が「事業を立ち上げると一日8時間くらいの業務が発生する」と思い込んでいます。
これが大きな間違いです。一日8時間というのは、会社という「組織」では「ルール」が必要なので、便宜上設定されているだけに過ぎません。
「毎日8時間分の仕事がある」わけではないのです。
もしあなたの職場が「きちんとやることやったら定時より早く帰っていいよ。」というルールになったら、あなたの仕事は何時間くらいで終わると思いますか?
どうでしょう?実際の起業家の労働時間がなんとなく想像出来たのではないでしょうか。
このように、起業家が忙しいなんていうのはただのイメージなのです。
「事業を2つもやるなんて無理だ。」と思ってしまうのは、あなたが会社員の働き方に囚われてしまっているからではないでしょうか。
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