独立 起業 資格 借金なし 自由

無理をしない起業のすすめ

起業5年目、個人事業主。嫌われ者のダメ会社員から、人気者の自営業者にジョブチェンジ。無理せず起業のリアル体験談をお届けします。

「とりあえず初任給20万円くらいの正社員になれたらいいか。」の罠

今は個人事業主5年目の私ですが、元々は会社員でした。

今回は会社員時代の経歴をざっくりと。

 

ブログタイトルを見て、

「コネなし」「資格なし」なんて言って、実際は大手企業のデキる社員だったとか言うんじゃないの?

 

と、思った方もいるんじゃないでしょうか?

残念ながらそんな後出し情報はありません。

話は学生時代までさかのぼりますが、私は私立文系4年制大学の学生でした。

大学には何かやりたいことがあって入ったわけではなく

 

「とりあえず大学くらい出とかなきゃなー」

 

という漠然とした考えだけ。

当然これといった活動をするでもなく、就活で

 

「大学時代頑張ったことはファミレスのバイトとサークル活動です。」

 

としか言えない量産型大学生でした。

 

就活中の自分の考えは今でもよく覚えています。

「まぁ、とりあえず初任給20万円くらいの正社員になれたらいいか。」

 

新卒で入った会社は大手という程大きくもなく、零細という程小さくもない。

社員100人未満の中小企業という言葉がしっくりくる地元企業。

初任給は20万円くらい。

残業は日常的で休日出勤あり。

良くもないけどブラックと言うほどでもない普通の会社です。

この会社にいたのは2年間。

 

会社を辞めて1年間の無職期間を経て再就職。

2社目は大手教育機関!

但し、私の肩書きは手取り17万円の事務員さん。

残業なし完全週休2日制の楽ちんな仕事だったので、働きながら独立への道を模索することに。

結局だらだら3年間働いて、

 

この時、28歳。

 

「独立したいとか言って、このままじゃ何もしないまま30歳になってしまう!」

 

と、バタバタと独立開業したのです。

 

我ながらなんの自慢にもならない経歴です。

 

でも一応、正社員で社会保険も福利厚生もあって、ブラックでもない。

わざわざ会社辞めなくても良かったんじゃないの?と思われた人もいるでしょう。

 

しかし、この「まぁ、悪くはない。」というのが「危険な罠」なのです。

進学や就職、人生で行く先を選択する機会は沢山あります。

しかし、いったいどれぐらいの人が自分の強い意志で行き先を選べているでしょう。

 

「いや、自分は自分の意思で仕事を選んだ!」という人も、

「じゃあ、過去に戻ってどこでも行きたい会社行けるって言われたら今の会社選ぶ?」と聞かれたら、

「え…」と、なっちゃう人多いのではないでしょうか。

 

こういう人たちは「自分の強い意志」ではなく「まぁ、悪くないから」という「無難さ」で選択しているだけなのです。

そんなこと認めたくないから「自分で選んだ=自分の意思=自分のしたいこと」と自分に言い聞かせているだけです。

 

こんな「とりあえず正社員」さんて多いんです。

なまじ居心地が良いだけに「まぁ、いいか」で自分の本当にしたいことと向き合わず貴重な時間を浪費していくのは、実はすごく恐ろしいことですよ。

あなたは「とりあえず正社員」さんになってませんか?