「効果的に読書する方法」、簡単な2ステップで教えます。
こんにちは、起業5年目 いづつ京子です。
前回の記事では「読書」について書きましたが、今回は「効果的に読書する方法」について書きたいと思います。
読書が起業に役立つとは言っても、ただなんとなく読んでいるだけでは成果は望めません。
成果の出ない読書とは「受動的な読書」です。
流行の本や薦められた本を読み、「おお~、なるほど!」と感激する。
…でも、それで終わり。
そしてまた次の本を読んで「おお、なるほど。為になるなぁ…。」
そのくり返し。
こういった読書は、時間やお金を消費しているだけに終わります。
得られる成果はちょっと人より蘊蓄を知っていて「趣味は読書です。」と言える人になれるくらいでしょう。
そんな消費するだけの読書家にならないためには、「能動的な読書」が出来るようにならないといけません。
「能動的な読書…???」
私が読書を始めたのは24歳の時で、それまでは一冊も本を読み切ったことがないような人間でした。
会社員生活に未来を見い出せず、「とりあえず何かしないと」「本くらい読まないと」という気持ちで始めたのです。
しかし、読書を始めて1年ほどして自分が成果の出ない消費するだけの読書をしていることに疑問を持ち始めました。
「なんとか頑張って本を読めるようになった。知識も少しずつ増えてきた。
けど、所詮”がんばって本を読んでる人”に過ぎない。世の中には私なんかより本好きな人も速読できる人もいっぱいいる。読書苦手な私が量も質も圧倒的に低い今のペースで本を読んでいっても、自分の人生を変えるような成果は得られないんじゃないだろうか。」
読書をするには時間もお金もかかるのに、がんばって本を読んでる「その他大勢」になっては意味がない。
読むスピードが致命的に遅かった私は、せめて読書の質を上げようと決めました。
つまり、「自分の読書スタイル」を作っていこうと思ったのです。
その為に始めた工夫は実にシンプルです。
(1)好きな著者の本を徹底的に読み込む。
本には好み、相性がありますから、「おもしろい!」「一気に読めた!」という本に出会えたらその著者の他の本も読んでみましょう。
(2)好きな著者が作中で紹介していることや引用していることについて調べてみる。
著者が作中で紹介、引用していること、例えば、
「この言葉は◯◯さんに教えて頂いたのですが…。」
「私の所属している◯◯協会では…。」
こういう固有名詞(ここでは、◯◯さん、◯◯協会)について調べてみましょう。
ネットで検索すれば、◯◯さんが本を出しているかもしれないし、◯◯協会に関連する本も見つかるはずです。
本を読んでいる人は多くとも、その本に書かれていることについて「更に調べる」ということをしている人は意外と少ないものです。
「書かれていること」を読み込んで「なるほど!」と思います。
でもそれだけでは、与えられた情報を受けとるだけの受動的な読書なのです。
能動的な読書とは、読んだ本を情報源に自分で知識の連鎖を作っていくことです。
自分の興味のある分野、感性の合う分野から派生していく読書ですから、より密度の濃いあなた独自の読書となっていくのです。
いかがでしょう。
数をこなすだけの読書は今日で終わりにしませんか?