真面目な話。ブラック企業勤めの人はなぜ自殺するのか。
こんにちは、起業6年目 いづつ京子です。
電通の新入社員、高橋まつりさんが過労自殺したニュースを読みました。
くしくも当ブログで最近、ブラック企業についての記事を書いたばかり。
起業6年目、ブラック企業に対して思うこと、教えます。 - 無理をしない起業のすすめ
私も昔ブラック企業で働いていまして、その時人生で初めて「死のう。」と思いました。
「死にたい。」じゃなくて「死のう。」
もう死ぬしか選択肢がない、と思った。
幸い私は思い止まる事ができましたが、その時初めて「人生に逃げ場がなくなる」怖さを思い知りました。
過労自殺というと「しんどさ」が原因と思われがちですが、本当の原因は逃げ場のない閉塞感だと思います。
その経験があったので、その後私はブラック勤めをしている人やいい加減な就活をしている学生さんに会うと「ブラック企業は危険だ!」「過労になるくらいなら辞めろ!」「もっと自分の人生を大切にしろ!」…などなど警告するようにしていました。
…でも、
そういう声って届かないんです。
これは嫌というほど思い知りました。
私もブラックで辛い思いしたから!といくら訴えても、伝わらない。
それは、ほとんどの人が、
「自分は大丈夫。」
「自分は違う。」
…と思っているから。
学生の子はブラック企業の閉塞感が想像出来ないし、
すでにブラック企業にいる人は、自分の選択を否定したくない。
「あなたは間違っている!」という声は、届かない。
自分が間違っていると認めるのは辛いから。
この事に気づいたから、私はこのブログでは今まで自分のブラック勤めについてあえて書いてこなかった。
ストレートな否定の言葉は届かない。
今、私がいかに楽しく仕事を出来ているか を伝える。
それが私なりのブラック勤めの人への警告です。
楽しく仕事をする。
閉塞感なく仕事をすることもできる。
苦痛は仕事の必須条件なんかではない。
そういうことを知ってほしい。
それを知った上で、その人がどういう行動を選択するか。
今回はちょっと真面目な話になりました。
私のブログがそういう人達にもっと届けばいいなと思います。