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無理をしない起業のすすめ

起業5年目、個人事業主。嫌われ者のダメ会社員から、人気者の自営業者にジョブチェンジ。無理せず起業のリアル体験談をお届けします。

詐欺師の良いところ、教えます。

こんにちは、起業6年目 いづつ京子です。

 

詐欺師になる覚悟

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先日、海外旅行が好きという女性と知り合ったのですが、

「インドは詐欺師だらけ。」

だと聞きました。

 

彼女曰く、インドでは「騙すことは悪いこと」という概念がないようです。

「騙してお金を得るのはすごいこと」という考えなのだそうです。

インド、恐ろしいですね。

 

でも私、起業してから、「詐欺師ははたして悪なのか?」と思うようになりました。

 

なぜか?

 

(1)詐欺師になるにも覚悟が必要

(2)お客さんも騙されたがっている

 

(1)詐欺師になるにも覚悟が必要

 

まず何より、「詐欺師になるのも大変だ。」てことです。

詐欺師になるとは、「嘘をつく」ことを仕事にするということ。

1回2回の嘘じゃない。

生きていくために一生嘘を言う覚悟がないと詐欺師になれない。

自分が生きていくために「これで稼いでいく」という覚悟。

半端な覚悟では詐欺師といえど稼ぎ続けてはいけないでしょう。

 

 

(2)お客さんも騙されたがっている

 

私が起業して気づいたのは、「バカ正直が必ずしもお客さまのためになるとは限らない」ということ。

お客さまにとってお金を払う時に大切なのは、現実をそのまま突きつけられることよりも 気持ちよくお金を使った と思えること。

 

例えば、全く同じ洋服を定価で買った時に…

 

A「今日入ってきたばかりで定価です。値引きしてません。」

B「今日入ってきたばかりの最新作なんですよー!」

 

どちらのセリフが気持ちよくなるか?

お客さんは気に入った服を買ったので損はしていません。

でも、Aを言われると、自分の判断が間違った気がして嫌な気持ちになる。

Bなら「やっぱり買ってよかった!」とお得な気分になる。

 

人間、お金を使わずに生きていくなんて無理。

なら、お金を払う時は気持ちよく使えるにこしたことはない。

「気持ちよく払える」をつくることも、お金を受けとる事業主には必要なスキル。

 

 

こう考えると、詐欺師からも学ぶ部分がたくさんある。

勿論、詐欺師になることを勧めるわけでも、詐欺行為を肯定するわけでもない。

 

本当に上手な詐欺師は「気持ちよくお金を出させる才能」があるんじゃないだろうか。

お客さまを損した気分にさせる正直者では勿体ない。

詐欺師になってはいけないが、詐欺師の才能について考える価値は十分にある。

 

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