世間体を気にして起業の道を選んだという話、教えます。
こんばんは、起業5年目 いづつ京子です。
最近、嬉しいことがありました。
それは、私の紹介で知り合い同士が新しいビジネスを始めたこと。
人付き合い苦手で友だちいない会社員だったような私を介して人が繋がって仕事が生まれる日がくるとは…、ちょっと感激。
私は起業によって人生が180度変わったのですが、起業を決意した一番のきっかけは世間体でしたね。
「世間体のために起業。」なんて言うと????となる方も多いかも知れません。
どういうことかというと、「私、このまま会社員ズルズル続けてたら、胸を張って自分の仕事が言えないようになってしまう。」と思ったということです。
そう気づいたきっかけのひとつは小学校の同窓会のお知らせ。
10年以上ぶりに会う昔の友だちに今自分が何をしているか自信を持って言えるようなことが何もないと気づいて、恥ずかしくて参加できないと思ったのです。
当時の私は新卒で入った会社を2年で辞めて転職、手取り17万円の事務員2年目。
待遇は悪くなかったけど、やりがいを持ってやっている仕事でもなく、お局社員さんとの仲も険悪でぶっちゃけこの先何年も続かないだろうとは予測がついていました。
そんな人間が2回目の転職をしたらどうなる?
転職でキャリアアップなんていうのはちゃんと目標もって会社員している人のための言葉。
もう私の人生これ以上上がる見込みがまったくないやん!
現実的に考えれば待っているのは、「歳だけ重ねて選択肢が減ってキャリアアップならぬキャリアダウン」。
「私、このまま会社員していたら、一生自分にプライドを持って生きていけない。」
これが私が脱サラする決心をした瞬間でした。
「世間体なんか気にするな!」なんて言葉もありますが、それは世間体を気にして自分の好きなことを我慢するような時に使う言葉です。
人間は社会の一員として生きていくのですから、世間体は気にして当然です。
「自分は人様に見られて恥ずかしくないように生きています!」と胸を張れる程度の世間体はむしろ大事にしないとダメなんですよ。
というわけで、会社員としての生き方が頭打ちだと気づいた私は起業という新しいフィールドで自分の人生を仕切り直すことにしたのです。
なので、私が起業した時に重視していたことのひとつは「きちんと自己紹介できるような仕事」であることでした。
いくらお金が入ってきても人に言えないようなグレーな仕事とかは嫌。
そういうのは一時的にお金は入っても絶対今と同じようなプライドの問題で悩んで続かなくなるから。
まぁ、この辺の世間体って人によって感じ方は様々だと思います。
例えば、水商売なんかは絶対ダメ!な人もいれば、職業のひとつだからとオープンな人もいますよね。その辺は周りにいる人の人種とかによるから一概に言えない。
とにかく大事なのは、自分が何のために起業したいのか明確にしておくことですよ。
私の場合はそれが世間体だったというだけの話。
皆さまも自分の起業の目的、よくよく考えてみてはいかがでしょうか。