情報をタダで聞こうとする人ほど成長しない2つの理由、教えます。
こんばんは、起業5年目 いづつ京子です。
今日は起業の相談に乗って欲しいという依頼があり、起業相談をしてきました。
起業相談は仕事としてやってます。つまり、有料。
今回は1時間半で10,000円でした。
高っ!と思いました?
安っ!と思いました?
こう思われた方もいるのではないでしょうか。
「相談するだけでお金取るなんて、ぼったくり!」
この考えの根底にあるものは、「教えるだけなら何の費用も労力もかかってないんだからタダでいいだろう。」だと思います。
実は、私も昔はそう思っていたので相談に乗って欲しいと言われたらタダでやっていました。
でも、やめました。
それは、何人かの方の相談に乗って「タダで乗った相談はほとんど成果を出さない」ことに気づいたからです。
これは、タダだと真面目に教える気がしな~い(´ー`) ということではありません。
教える側の意識というのは無料でも有料でもあまり変わらないものです。
なぜなら情報を伝えるということは「信用」に関わってくるからです。
「あの人にいい加減なこと教えられた」と嘘つきの烙印を押されることは数万円の報酬をもらうもらわないとは比べものにならないほどのダメージです。
自分の信用で仕事をしている起業家や個人事業主であればなおさら、報酬が発生しないからといって信用を失うような軽率な行為はしないのです。
つまり、報酬の有無によって変わるのは「教えてもらう側」の意識です。
情報をタダで聞こうとする人が成長出来ない理由はずばりこの2つ。
(1)情報の価値を軽んじている
(2)ビジネス感覚が幼い
(1)情報の価値を軽んじている
確かに、情報というものは一見タダです。
しかし、それは「情報の価値がゼロ円」ということではありません。
情報というものはそれによってビジネスを生み出したり、人を成長させるものです。
例えば起業のノウハウを知ることでその人の年収がアップしたり、労働時間が大幅に減ったりすることを考えればその情報には何百万、何千万の価値があったということになります。
それぐらい情報というのは価値があるものです。
それなのに、情報はタダだと思っている人はその考え故に自分が何百万もの価値がある情報を聞いているという感覚が薄いのです。
相談相手が知り合いや友人だと尚更です。
ちょっとお得な情報教えてもらうくらいの感覚しかないし、相手を先生とも思っていないので学ぼうとする姿勢が希薄でこういう相談はただの「雑談」で終わることがほとんどです。
(2)ビジネス感覚が幼い
情報はタダと思っている人はビジネス感覚が幼いです。
情報というものは厳密にはタダではありません。
誰かの持っている情報の背景には、その人が勉強をした時間、その人が実際に働いた経験、その為に費やしたお金…といった莫大な費用がかかっています。
特にその人が貴重な人生を費やして得た「経験知」などは簡単にお金に換算できるものではなく、だからこそ価値のあるものです。
「情報なんてタダじゃん。」と言ってしまう人は、飲食店で食べものの原価だけを見てぼったくりだ!と言ってしまう中学生程度のビジネス感覚なのです。
そんな程度の感覚の方と真剣に話をしても、上っ面の話で終わってしまうことがほとんどなのです。
だから私は相談業務でもお金をとります。
自分が誰かに相談するならお金を払って真剣に話し合います。
仕事への意識が低い人と話して成果の出ない無駄な時間を過ごしたくないのです。
情報にお金を払うことに抵抗のある方は多いと思いますが、情報は有料だという意識がある方が「わざわざお金を払って得る価値のある情報かどうか」と考える思考回路が磨かれるので返って良い情報を得られるようになるのです。
むしろ、タダに拘るあまりに「雑談」レベルに終わってしまう時間を過ごすことこそ、自分の貴重な時間を浪費する勿体ない行為ではないでしょうか。