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無理をしない起業のすすめ

起業5年目、個人事業主。嫌われ者のダメ会社員から、人気者の自営業者にジョブチェンジ。無理せず起業のリアル体験談をお届けします。

起業にビジネスパートナーは必要か、教えます。

こんばんは、起業5年目 いづつ京子です。

 

この前、何かで「起業するならビジネスパートナーを探せ」という記事を読みました。

一人で出来る事なんて知れてるから、人と協力して大きいことをしろ、という内容。

 

確かに、起業すると会社という組織のメリット、一人で出来ることの限界を身にしみて感じます。

 

でも、別に起業するのにビジネスパートナーなんかいらんやろ、と思います。

 

もう少し詳しく言うと

(1)ビジネスパートナーが必要かは人による

(2)ビジネスパートナーを探すなら起業した後からの方がいい

 

(1)ビジネスパートナーが必要かは人による

 

人と組むことが誰にでもプラスになるとは限りません。

人がどういう条件で力を発揮できるかは、3タイプに分かれるからです。

 

1.役割分担タイプ:人と役割分担して協力することが得意

2.リーダータイプ:人に指示してまとめるのが得意

3.一匹狼タイプ:一人で進めることが得意

 

1か2のタイプならビジネスパートナーを探すことがプラスになるかもしれません。

しかし、3のタイプの人にとっては違います。

黙々と臨機応変に仕事を進めることが得意な人にとっては、人と協力したり、指示したり、報告したり…という作業がかえって効率を悪くし、メリットよりもデメリットになるからです。

 

(2)ビジネスパートナーを探すなら起業した後からの方がいい

 

そして、もしあなたが1、2のタイプであったとしても、起業のスタートは一人でした方が賢明です。

 

なぜなら、起業初期というのは壁にぶつかったり紆余曲折して軌道修正を重ねる時期だからです。

 

そういう不安定な時期に二人三脚でものごとを進めると、間違いなく方向性でもめますし、下手をすれば相手がドロップアウトする危険性まであります。

 

更に言うと、まだまだ精神的にも不安定な時期の起業初心者というのは、よい"カモ"です。

つまり、「ビジネスパートナーと思ったら詐欺師だった」なんていう笑えない可能性も高いということです。

 

起業初期というのは、「もがきながらも自立していく」大切な時期です。

 

例えスケールが小さかろうと、ひとつの事業をイチから一人で作りあげたという経験は確実にあなたを「ひとりの起業家」に成長させます。

 

ビジネスパートナーを探すのは、そうなってから考えれば良いことなのです。

あなたに「ひとりの起業家」としての自信や心の余裕が出来ていれば、多少のことで関係が決裂したり、簡単に騙されたりはしないでしょう。

 

ちなみに、私も起業2年目くらいで「事業を拡大するべきか?」と思って誰かと協力することを考えたことがありました。

 

でも私は根っからの3.一匹狼タイプだったようです。

もう、とにかく、人と報告連絡相談したりするのがめんどくさいし煩わしい。

 

こんなことしてまで大きいことしたくない。

したとしても、無理がたたって挫折しそう。

 

と、思ったので、パートナー探しは止めました。

 

今は、「自分一人の力じゃ難しいなぁ」と思うことはお金を払って外部発注するようにしています。

それなら適度に距離がおけるし、連絡や相談は必要最低限で済みますしね。

 

このように、起業においてビジネスパートナーは必ずしも必要とは言えません。

特に起業初期においては、ビジネスパートナーについて考える時期ではないのです。