「読書が苦手」を克服する2つのステップ、教えます。
こんにちは、いづつ京子です。
起業しようと決心してから本を読むようになった私ですが、「本を読めるようになったきっかけ」の本があります。
会社を辞めて起業しようと決意したものの、自分に「できる事」が全然ないと気づいた当時の私は、
「学生時代まじめに勉強してこなかったツケだ。とりあえず本くらい読もう。」
と思い、本屋さんに行きました。
…が、
「何を読めばいいかわからない。」
ビジネス?資格?投資…?
結局何も買わずに帰る、なんとなく適当に買って帰るけど数ページで挫折。
そんなことをくり返していました。
そんな時にふらっと入った古本屋さん。
その「ワゴンの中どれでも100円」の中から私は運命の一冊に出会いました。
「そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか」ボード・シェーファー著
なんというタイトル(^^;
私がこの本に惹かれた理由は、表紙に描かれていた「ハムスター」。
車輪を必死にこいでいるハムスターの絵を見て、
「これは今の私だ!」
と、頭をガーンと殴られたような衝撃を受けたのです。
「毎日忙しく働いているのに、前に進む気がしない。どこにも向かっている気がしない。」
そのハムスターの絵は、そんな当時の私の気持ちそのものだったのです。
私はすぐレジに向かい、急いで家に帰り本を読みました。
「今私が迷い込んでいる迷路の出口、その答えがこの本には書いてあるはずだ!」
そんな気持ちで夢中で読んだので、徹夜をして一気に最後まで読んでしまいました。
で、肝心の本の内容ですが、
実はこの本の中に「読書できるようになるヒント」が書かれて…
いたわけではありません。
この出会いで気づいたこと、それは「私って最後まで本を読み切れるんだ。」という経験です。
それまで、まともに本を読みきったことのなかった私は、「本ぐらい読まないと」とは思いながら、心のどこかでは「でも、私は読書苦手な人間だし。」とか「忍耐がないから最後まで読み切れないんだ。」と思っていたのです。
でも、読み切ることができた。
本が読めないのは「本を読む能力がないから」と思っていたけれど、「本当に読みたい本に出会えてなかったから」なんだと気づいたのです。
この経験から、自分が無意識に抱えていた「読書への恐怖心」から抜け出し、積極的に読書に向き合うことができるようになりました。
そこからは読むスピードこそ遅いものの、その本と同じジャンルの本などから読書を続けていき、読み続ける中で「本から学ぶ方法」や「遅いなりに効率よく読むコツ」などを見つけていったのです。
「読書は苦手だ」と思っている人は、昔の私のように無意識に読書への恐怖心を持っているのではないでしょうか。
特に、起業を目指していれば「難しい本を読まないと。」と意気込んで自らハードルを上げているかもしれません。
読書を始めたい人がするべきことはそうではなく…
(1)「一冊読みきる経験」をする。
文字の大きいページ数の少ない本、挿絵の多い本、最初はそいう「簡単な本」で大丈夫。
本を読みきる事への抵抗感をなくしていきましょう。
(2)自分が本当に必要としているジャンルを探す。
本のジャンルは膨大な範囲に及んでいます。読書に興味が持てないのは「本当に読みたいジャンル」に出会えていないからかもしれません。
小説を読むことだけが読書ではないのです。
本から知識を得るためには、「習慣的に本を読めるようになる」ことが必要です。
読書が苦手な方がまずするべきことは、難しい本にチャレンジすることではなく、読書への抵抗感をなくし習慣化を目指すことなのです。