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無理をしない起業のすすめ

起業5年目、個人事業主。嫌われ者のダメ会社員から、人気者の自営業者にジョブチェンジ。無理せず起業のリアル体験談をお届けします。

値段が高くても「お客さんに不満を感じさせない」方法、教えます。

こんばんは、いづつ京子です。

 

起業初心者の方にとって、自分の商品・サービスに値段をつけるということは難しいものです。

 

商品・サービスの価値を客観的に見ることは難しく、「高い値段をつけてお客さんに不満に思われたらどうしよう…。」という不安がつきまといます。

 

でも、実はこれ「いらぬ心配」なんです。

というのは、「お客さんの不満」を生む一番の原因は「値段の高い安いではない」からです。

 

では、何が「お客さんの不満」を生み出すのでしょうか?


例えば、値段の高い安いでお客さんの不満が生まれるとすれば、100円くらいならまぁ「安全」ということになります。

しかし、もしもあなたが「欲しくないものを無理矢理100円で売りつけられた」ら、

どう思いますか?勿論、不満に思いますよね。


この時、不満に思った原因は「100円が高い」からではありません。

「自分の意に反して買うことになった。」から、不満に思ったのです。

 

お客さんに不満を感じさせる一番の原因は、「自分に決定権がなかった」と感じさせてしまうことです。

 

つまり、お客さんの不満を生まない為には、お客さんに「自分の意思で決めた」と感じさせることが大切なのです。

 

では具体的にどうすればお客さんに「自分の意思で決めた」と感じてもらえるのでしょうか。

 

最も簡単な方法は、「メニューを複数用意する」ことです。

 

例えば、あなたがお弁当屋さんをオープンするとします。

あなたの考えたお弁当は「野菜たっぷりヘルシー弁当 700円」

本当に売りたいのはこのお弁当だけなのですが、そこをあえてこのようにします。

 

「ふつうのお弁当 500円」
「野菜たっぷりヘルシー弁当 700円」
「肉&野菜のDX弁当 1000円」

 

どうでしょう?
このように何段階かに分けた値段を用意すれば、「1000円は高いな~、間をとってヘルシー弁当にしよっかな。」とか「今日はがっつり食べたい気分だからふんぱつして肉&野菜にしよう。」「節約してるから一番安いの。」というように、お客さんはたくさんある選択肢の中から「自分で選んだ。」という気持ちになれるのです。


値段の高い安いというものは、人それぞれの価値観もあり判断が難しいものです。
しかし、お客さんに決定権を感じさせる仕組みは、工夫次第で作ることが出来ます。

 

値段に振り回されるのではなく、お客さんの気持ちを理解して工夫をする。
それこそが起業家に必要なスキルではないでしょうか。