「時給は古い」に惑わされてはいけない理由、教えます(1)
最近はブログなどネットでお金を稼ぐことも出来るようになり、「時給という考え方は古い。」という意見をちらほら見かけるようになりました。
しかし、「時給=古い」というのは間違いです。
というのは、時給という考えは「古い」とか「新しい」という類いのものでも、まして「悪いもの」でもないからです。
まずは「時給という考え方」の「本当の意味」を知りましょう。
そして、時給の「本当の意味」を知ることは、これから起業をし、経営をしていくあなたにとってはむしろ「役立つ考え」なのです。
そもそも、「時給以外の働き方」というのは今に始まったことではありません。
「お金持ちになりたければ時間の切り売りでない働き方をするべき」というのは昔から言われてきたことです。
例えば、本などの印税、特許、権利(フランチャイズ)、投資…などは昔からある時給以外の働き方です。
それが今はネットの普及で、ブログなどの「新しい選択肢が増えた」。それだけの話で、時給以外の働き方自体は特に目新しいものではないのです。
そして、大切なことは「時給以外の働き方」は「特殊」なものが多いということです。
何の経験もない無名の人間が本を出したり権利を売ったり出来るでしょうか?
結局、時給以外の働き方というものは、「経験」や「下積み」のある人がそれを元手に利息を得ている状態なのです。
ブログにしたってそれまでに書き溜めた「下積み」があって効力を発揮する、そもそもブロガーとして人気が出なければ時給分も発生しないかもしれないのです。
このように、時給以外の働き方は「経験の先にある未来の目標」と捉えるのが正しい位置づけで、今から仕事を始めよう、経験を積んでいこうと思っている人が持つべき「現在の目標」とは異なるものなのです。
それを一緒くたに考えてしまうから、「時給は古い、時給はダメ」となってしまうのです。
次回は、これから事業を始めよう、経験を積んでいこうと思っている方のために、経営に役立つ「時給」の正しい考え方について書いていきます。