「値段が高い」方が集客できる理由、教えます(1)
前回の記事では「値段が安くても集客はできない。」という話をしました。
この話には続きがありまして、実は集客は「値段が高い」方がしやすいのです。
「値段が安くても集客できないのに、高い方が集客出来る?」なんて、一般的な値段の考え方とは逆ですよね。
この答えを知るためには、まず「集客」の定義を見直す必要があります。
では、「集客」とは何でしょうか。
多くの方がこう考えたのではないでしょうか。
「お客さんを多く集めること。」
残念ながら「お客さんを多く集める」=「集客」ではありません。
本当の集客は「数」だけで計れるほど単純ではありません。それなのに単純に数だけに焦点を当てて集客を考えるので「安い→人が来る」という単純な図式になってしまうのです。
そういう集客の失敗例が「クーポン」です。
クーポンを使った集客の失敗でよくあるのが「クーポンを使った最初の一回だけで、その後は来てくれなかった。」というものです。
これは「お客さんの数」は集めていますが、その先への繋がりがありませんから、単なる労力の切り売りで正しい集客とは言えないのです。
本当の集客というのは、正しい客層のお客さんを集めることです。
正しい客層とは「自分の事業に合ったリピーターになってくれそうなお客さん」です。
集客を考える上で大切な事は、数を稼ぐことではなく「正しい客層とのマッチング」です。
正しい客層とのマッチングをすべき時に、「値段を安くする」など全く見当違いの対策なのです。
では、正しい集客の意味を踏まえた上で、次回は値段の高さと集客の関係について説明していきたいと思います。