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無理をしない起業のすすめ

起業5年目、個人事業主。嫌われ者のダメ会社員から、人気者の自営業者にジョブチェンジ。無理せず起業のリアル体験談をお届けします。

起業前に身につけておくべきスキル、教えます。

起業家に必要な能力は大きく分けて2つあります。

ひとつは「実践の中で身についていくスキル」。

そして、もう一つは「起業前に身につけておくべきスキル」です。

 

起業準備中の皆さんがまず身につけるべきなのは勿論、後者です。

前者のスキルを完璧にすることに気を取られていると、いつまで経っても起業できなくなるだけですが、後者のスキルはつけておかないと「起業してから失敗」します。

 

では、今回はその起業前に身につけておくべきスキルの内のひとつ

「自己紹介をするスキル」についてお話しします。

 

「自己紹介をするスキル」は起業をする前に身につけないといけません。

なぜならば、あなたが起業して一番にすべきことは「自分の事業を宣伝する」ことだからです。

 

あなたがどんなにすごい能力を持って起業しても、その事業を人に知って興味をもってもらえなければ事業は成り立ちません。

つまり「自分を、自分の事業を印象的に相手に伝える」スキルがなければ、起業してもいきなり暗礁に乗り上げてしまっているのです。

 

では、どうすれば「自己紹介するスキル」が身につくのでしょうか。

 

まず一番の近道は「悪い自己紹介」をしないようにする事です。

悪い自己紹介とは、ずばり「だらだらと長い自己紹介」です。

 

例えば、セミナーなどの初めに「では、皆さん一言ずつ自己紹介をしてください。」と言われた時、皆が一言二言で簡潔に自己紹介している中で一人で5分も10分もだらだらと喋り続けている人を見たことがないでしょうか?

 

これが悪い自己紹介です。こういう場合、聞いている側には「え?まだ続くの?」「長いな…」と思わせるだけで、肝心の話の中身は印象に残せていません。

 

なぜ長くなるのかと言えば、「要約」出来ていないからです。

自分の職業や、その職についた経緯、セミナーに参加した経緯など、そのエピソードをただ時系列に事細かに話しているだけなので長くなります。

 

人間というものは好きな人や魅力的な人の話ならともかく、初対面の無名の一個人の話を長々と聞けるほど忍耐強くはありませんから、自己紹介はきちんと「要約」する必要があるのです。

 

自分にとってはどれも大事なエピソードだし、話を省いてうまく伝わらなかったら…などと悩みますか?

 

小学校の国語のテストを思い出して下さい。

「下線部の作者の心情を35文字以内で述べよ。」

こんなのありましたよね。この問題でどんなにしっかり作者の心情を述べても、35文字をオーバーしたら減点です。

 

自己紹介も同じです。短くまとめるのがルールなのです。

どんなに中身が立派でもルールを破れば減点ものなのだと心得て下さい。

 

大切なことは自己紹介で全てを語ることではなく、自己紹介であなたに関心を持ってもらって「さっきの話もっと詳しく聞かせてください」と声をかけてもらえるようになることです。

 

起業のスタートに必要な「自己紹介のスキル」、あなたも身につけてみてはいかがでしょう。