ネットの時代だけど、役立つ!起業家の「名刺」
今や起業してもメールやSNSだけでやりとりすることも珍しくない時代です。
目指す業種によっては「今どき名刺なんかいらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
実際、私も名刺を使う機会は少ないので5年前に作ったものがまだ残っています。
しかし、これから起業を目指すあなたには是非名刺を作ることをおすすめします。
というのは、名刺作りをすることであなたのブランディングが出来るからです。
会社員の名刺であれば、連絡先と会社名、部署名、名前などが書かれているのが名刺です。
しかし、起業家の名刺は違います。
起業家が会社員のテンプレートで名刺を作っても、受けとった人の印象にはほとんど残らず、「はぁ、それで結局あなたは何者なの?」と、思われて終わりです。
無名の起業家の名刺には、職業に加えて自分が何者なのか一目でわかるような「キャッチコピー」が必要です。
例えば
「ホームページ制作」
「アンティーク雑貨販売」
ではなく
「飲食業界専門!ホームページ制作」
「本場イギリス買い付けのアンティーク雑貨販売」
このような自分の「売り」が一目でわかる肩書です。
名刺はホームページやちらしより書けるスペースが少なく、多くても2-3行にまとめる必要があります。
そうなると「自分の事業を一言で表すなら?」と考える必要が出てくるのです。
起業の計画をしていると、あれもしたいこれもしたい、と夢が広がります。
しかし、目標が多いと焦点が散らばり個性がぼやけてしまいます。
そんな時に「自分の事業を一言で表すなら?」と真剣に考えることは、起業の目的を今一度見直すよい機会となるのです。
今や100枚の名刺も数百円で作れる時代です。
せっかく起業するならば、名刺は作って損はないツールなのです。