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無理をしない起業のすすめ

起業5年目、個人事業主。嫌われ者のダメ会社員から、人気者の自営業者にジョブチェンジ。無理せず起業のリアル体験談をお届けします。

起業に役立つ「勉強方法」、教えます。

起業をするのに避けて通れないものの一つに「勉強」があります。

業種が何であれ仕事をするのに「知識」が必要であることは言うまでもありません。

 

こう言うと「やっぱり起業には資格が必要なんだ。」と思う方がいらっしゃいますが、それは違います。

というのは、「資格取得のための勉強」と「起業に役立つ勉強」は違うからです。

 

結論から言ってしまうと起業に役立つ勉強とは「得た知識を上手くかみ砕いて相手に伝えることを目的とした勉強」です。

 

どういうことか具体的に例を上げて見てみましょう。

子どもの問題行動に悩みカウンセリングを受けに来たお母さんがいたとします。

子どもの現状を訴える母親に対しカウンセラーが言います。

 

「なるほど。それは児童心理学では◯◯現象と言われるものですね。」

「◯歳くらいの子どもによくある兆候なんですよ。これもひとつの成長過程なので、お母さんがするべきことは見守ることですよ。」

 

この回答の中で、母親が「相談してよかった」と思えるのはどの部分でしょうか。

勿論、後半部分、つまり「得た知識を上手くかみ砕いて相手に伝えている」部分です。

 

実際に顧客に満足してもらうためには、前半の「◯◯現象」なんて専門用語はなくても構わないのです。けれど、これが試験問題なら前半部分だけで正解かもしれません。

これが「資格取得のための勉強」と「起業に役立つ勉強」の違いです。

 

顧客がお金を払ってまでサービスを受けたいと思うのは「専門知識」を教えてほしいからではありません。あなたの持つ専門知識が「自分にどう役立つか」を教えてほしいからです。

 

専門知識をあなたというフィルターを通し、それぞれに合う形にして顧客に届けるからこそ、あなたの知識はお金を払ってもらえる価値を持つのです。

 

もしあなたが起業に役立てるための勉強をしたいのなら、「この知識を人に伝えるなら、どんな時にどんな風に伝えるだろうか。」という想定をしながら勉強をしてください。

すでに資格勉強に励んでいる方も、ただ知識を詰め込むのではなくこの想定をしながら勉強してみてください。

 

その意識の違いが「起業に役立つ知識」つまり「対価を生み出す知識」を身につけられるかどうかを決めるのです。