起業しても失敗する人は、ずばりこんな人。
これまで成功した起業者さんの話を何度か書きましたが、勿論、起業した中には「失敗」した人もいます。
起業したのに事業がたち行かなくなった、廃業しちゃったという人です。
そういう人たちは何故失敗してしまったのでしょうか?
原因はいろいろありますが、よくあるパターンとして「自分を律することが出来なかった」というものがあります。
個人事業主というのは働き方を自分で決められます。しっかり働こうと、ちょっとだけ働こうと自由。ルーズなことをしても怒ってくれる上司も、文句を言う部下もいません。
故に、自律心がないと「さぼる」という楽な方に流されてしまうのです。
初めは「店のオープン遅れたけど…10分くらいまぁいいか。」から始まり「気分が乗らないから今日は休んじゃってもいいかな。」「来月から頑張る」と自分を甘やかしていきます。
そうこうしている内に、自分のモチベーションは下がり、信用を失い、仕事は減り…となり、あえなく廃業というお粗末な結果になるわけです。
自由であるからこそ、成功する起業には「自律心」が不可欠です。
では、自律心はどうすれば身につくのでしょうか?
この答えは、前述の失敗起業者さんたちが端から見れば「ダメダメじゃん!」という悪習を何故止められなかったのかを考えればわかります。
それは「誰にも迷惑かけてないから」です。
あなたにもそんな習慣はありませんか?
例えば、「ストレス発散にスイーツをドカ食いしちゃった…」
「今日は勉強するぞって思ってたけど、うっかりスマホで遊んじゃった…」
どうでしょう。これらは端から見ると明らかに「ダメダメ」ですが、自分のこととなると「誰にも迷惑かけてないし…」と、なかなか止められないものです。
でも、ここでよく考えて下さい。
「誰にも迷惑かけない」ということは、
誰も注意してくれない=「止められるのは自分だけ」
ということです。
もしも「誰にも迷惑かけてないし…」と自分を甘やかしそうになったら、
「誰にも迷惑かけないからこそ、止められるのは自分だけだ!」と考えるようにするのです。
この考え方を持つだけで楽な方に流される自分にブレーキをかけることが出来ます。
自律心というものは、こういう些細な気の持ちようから身についていくものです。
起業して成功するためのメンタルを、今日から育ててみてはいかがでしょうか。