本当はめでたくない「起業2年目」/起業の話
先日、とある店の2周年記念のお祝いの席で、
フリーで働いている友人が興味深いことを言っていました。
「2周年を迎える店なんてゴロゴロあるから特別祝うようなことでもないよ。
4,5年目を迎えてやっとおめでとうと言える。」
確かに、起業してからの1,2年って結構イージーモードなんですよね。
自分のモチベーションは高いし、多少売上が悪くても「まだ1年目だから」と頑張れる。
2年目も「1年目で学んだことを活かしてここからが本番!」と思うものです。
しかし、3,4年目に入ってくると現実に直面し始めます。
この時点でまだ売上がイマイチで「まだまだこれから!」なんて言えるのん気な人はいないでしょう。
と言うのも、この頃になればリピーターや固定客がついたり、口コミが広がったり、
今までの成果から今後の見通しができる段階になっているからです。
さらに、1,2年目には初期投資の名目で色々なことに経費をかけたり、生活費を貯金から補填したりしていても、「いつまでもそんなことはしていられない」とシビアになり出すのもこの頃です。
このように経営不振のまま3,4年目に入ると、精神的にも金銭的にも余裕がなくなってしまいます。
そして「今後の見通しが立たず廃業」というのがよくあるパターンです。
もしあなたが起業するなら、まずは「5年目を迎えられる事業」を目指して欲しいと思います。