「1年後の自分」は考えるべからず。/仕事の話
以前、とある起業家の方のセミナーに参加した時の話ですが、
参加者からの「起業をすべきか、会社員で頑張るべきか悩んでいる」という質問に対し、
「そういう時は1年後の自分がどうなってるか考えてみて下さい。
1年後自分がどうなっていたいかがわかると、するべき事も見えてきます。」
と、回答されていました。
…が、はい!異議あり!
思わず挙手してしまいました。
「1年後の自分」なんか想像しても意味ないですよ。
ていうか、しちゃ ダ メ です。
何故かというと、もし仮に現状が自分のやりたいこととマッチしていなくても、
「1年程度なら我慢出来ちゃうから」です。
よっぽどブラック企業かなんかで「一刻も早く辞めたい!」なんて場合でもないと、
「まぁ、給料も悪くないし、とりあえず後1年くらいは今の会社で経験積んで、
並行して起業の準備も出来たらいいな。」
なんて思うのが関の山でしょう。
それで、1年後もまた「起業したいけど、会社員の安定は捨てがたい…」と思ってるんですよね。
では「自分の本当にしたいこと」を見極めるにはどう考えたら良いのでしょうか。
それは「20年後の自分」を想像することです。
20年後ですよ。30代なら50代、新卒で入社した人でも40代半ばです。
周りの上司を見ればバリバリ働くと言うより、どっしり構えて部下を見守る立場だったりしてる頃です。
そんな「転職だ起業だ」言う年齢でもなくなってきた時、
「今の職場、環境にいたらどうなっているかな?」と考えるのです。
もしも、「あー、後20年もこの会社にいるのはないな。」と思ったら、
今すぐ起業に向かって動き出しましょう。
20代30代は、自分の「若さ」や「行動力」をまだまだ潜在的に感じている時期です。
そんな時期に1年後を想像しても、「焦らなくても、まだまだなんとかなる。」と行動を先送りにしてしまうだけです。
「若さ」と「行動力」のある時期をムダにしない為にも、行動に移すのは早いに越したことはないのです。